留学やワーキングホリデーの舞台をドイツにするなら、どの都市を選ぼうかものすごく迷うかと思います。
ドイツには素敵な都市がたくさんありますからね。
わたしはドイツへの滞在経験が2回あります。
一度目は語学留学で滞在し、そして二度目は現在、就労ビザでドイツに滞在しています。
この記事では、わたしが滞在先に選んだ都市と、わたしが考える留学やワーホリ滞在都市の選び方をご紹介しようと思います。
わたしが語学留学に選んだ都市
わたしは大学在学時に、半期休学をしてドイツで半年弱の語学留学をしました。
その際に選んだ都市は、Heidelberg(ハイデルベルク)です!
ハイデルベルクは、ドイツの南に位置するBaden-Württemberg(バーデン・ヴュアテンベルク州)の都市です。
この街は留学先として人気の都市だと思います。
留学で滞在している日本人学生たちが本当にたくさんいるし、ドイツ人の友人からも「日本人って絶対ハイデルベルクに行くよね(笑)」って言われます。その通り(笑)
ハイデルベルクには、ドイツ最古の大学であるハイデルベルク大学があります。
学生総数は3万人を超えており、キャンパスも大きくハイデルベルクの街自体が大学のようなので、よく「学生の街」なんて言われています。
ドイツ人は勿論、外国人留学生の数も多く、東アジア人もたくさんいます。街行く人々の国際色が豊かです。
ハイデルベルク大学以外にも、ハイデルベルクには観光名所がいくつかあります。
- ハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)
- カール・テオドア橋(Karl-Theodor-Brücke)
- 哲学者の道(Philosophenweg)
- ワインの大樽(Großen Fass)
などなど。
特にハイデルベルク城とネッカー川に架かるカール・テオドア橋は有名で、風景も大変美しいので、これらを生活の一部として感じながら過ごせたのは、とても良かったです。
理由
わたしが留学先としてハイデルベルクを選んだ理由は、以下の通りです。
- 観光名所が多い
- 良い語学学校を見つけた
ハイデルベルクは前項で挙げた通り観光名所が多く、街もTHE☆ヨーロッパな佇まいで美しいです。
「どうせ留学期間を過ごすなら美しい街がいいなぁ」と考えていたので、ハイデルベルクは真っ先に候補に挙がりました。
そして、運よくハイデルベルクのとても良い民間語学学校をネット上で見つけたので、留学先をこの街に決定しました。
その語学学校には寮もついていて、わたしが通っていた当時、月の学費285ユーロ+寮費260ユーロ=月トータル545ユーロと破格でした…!
現在は少々値上がりしてしまったようですが、今過ごしているデュッセルドルフ付近の語学学校と比べても安く、教室1つあたりの生徒数も少ないし、とても良い条件の語学学校なんじゃないかなぁと思います。
ブログ上ではご紹介できないので(語学学校に許可を取っていない為)、もし検討されたい方がいらっしゃいましたらメッセージをください。簡潔にお返事いたします(・ω・)ノ
わたしがワーホリに選んだ都市
わたしがワーホリで過ごすために選んだ都市は、Düsseldorf(デュッセルドルフ)です。
デュッセルドルフは、ドイツの北西に位置するNordrhein-Westfallen(ノルトライン・ヴェストファーレン州)の首都です。
オランダがすごく近いので、バスで50分ほどで国境付近の街へ気軽に遊びに行けます。
デュッセルドルフには日系企業がたくさん集まっていて、「日本人街」なんて言われ方をしています。
街中のImmermannstraße(インマーマン・シュトラーセ)という通りやその付近には、日本人が働く日本食レストランや本屋、雑貨屋、スーパー、美容室等がたくさんあり、日本語でおしゃべりする機会に恵まれています…!(笑)
しかし、デュッセルドルフの街中が日本人だらけかといえば全然そんなことはなく、やっぱりドイツなのでドイツ人ばかりです。
なんなら、ハイデルベルクの方が街で日本人とたくさん遭遇します。本当に(笑)
デュッセルドルフは商業的な色が濃い街なので、我々が思い描くようなヨーロッパ的観光資源が少ない印象です。
理由
わたしがワーホリ滞在先としてデュッセルドルフを選んだ理由は、以下の通りです。
- 日系企業が多い=日本人を募集する求人が多い
- 住居を見つけやすい
デュッセルドルフには日系企業が多く、日本人を募集する求人情報もたくさんありあます。
また、そういったわけで日本人も多く暮らしているので、日本人を対象とした賃貸情報も他都市に比べるとたくさん出ています。
ドイツの求人情報や賃貸情報は、MixB掲示板[ドイツ]という日本語のサイトで見つけられます。
この掲示板にはドイツで暮らすための様々な情報が集まっていて、情報も頻繁に更新されるので、ドイツ滞在者で利用してるって人は多いです。
わたし自身も、このMixB掲示板をよく利用しています。
留学におススメの都市
ドイツで留学するにあたって、わたしが考える滞在都市の選び方をご提案します。
ドイツには素敵な都市が本当にたくさんあるので、どの都市にしようか迷いすぎて決断しきれないことかと思います。よく分かります。
そこで、ある程度条件を絞っていくことで、視界が開けてくるのでおススメですよ。
わたしがおススメする条件は以下の3つです。
- 交換留学先がある都市
- いずれ進学したい大学がある都市
- 自分が訪れたい観光所などがある都市
大学生であれば、大学の交換留学プログラムを利用してドイツ国内の提携校へ留学する人もいるかと思います。
交換留学は滞在先の都市を自由に選ぶことはできませんが、学生寮が手配されると思いますから住居を探す必要がありません。
これはとても大きなメリットなので、大学の交換留学プログラムを利用できるのでしたら、是非とも検討してみることをおススメします。
また、ドイツで進学することを考えているのでしたら、自分がいずれ学びたいと考えている大学がある都市を選ぶのもいいと思います。
次に、私的な語学留学などの場合は、自分が訪れたい観光名所がある(好きな)都市を選ぶことをおススメします。
これは、自分が興味を持っていたり好きだったりする都市を選ぶことで、ドイツで生活していく上でのモチベーションを保つためです。
都市を決定したら、その都市に良い語学学校があるかどうか調べます。
または
…とドイツ語で検索します。
「ドイツ 語学学校」というように日本語で検索してヒットするような情報は、大抵日本の留学エージェントが手配するものなので、ビックリするほど学費が高いです。
ドイツ語で探すと手ごろな価格の語学学校がいくつか見つかるので、頑張ってドイツ語で調べて申し込んでみてください。
また、語学学校と住居を別で探すのは、ドイツ語が不自由なうちは困難だと思うので、寮つきの語学学校を探すといいと思います。
特に訪れてみたい都市を思いつかない場合は、以下の都市が定番でおススメです。
- München(ミュンヘン)
- Hamburg(ハンブルク)
- Heidelberg(ハイデルベルク)
上に挙げたミュンヘン、ハンブルク、ハイデルベルクは、観光名所も多く、街並みはヨーロッパの情緒に溢れ、街も大きく便利なので生活しやすいです。
とりわけミュンヘンは、白ビールや白ソーセージ、ブレツェルなど、我々が連想する「ドイツといえば…」が集まっている人気都市です。
ここで、ハイデルベルクについてですが、おススメしようか実は少々微妙なところで…。
というのも、ハイデルベルクには日本人が本当にたくさんいるので、日本人のコミュニティで集まりすぎて日本語ばかり喋る→ドイツ語の上達が鈍るという状況を生みがちなんですよね。(わたしが実際そうでした)
ハイデルベルクは本当にヨーロッパ的情緒に溢れた美しい街ですが、そこでドイツ語を本気で上達させたいなら、自分に厳しく日本人との接触を控えるといいかもしれません。
ワーホリにおススメの都市
次は、ドイツでのワーキングホリデーにおいて、わたしが考える滞在都市の選び方をご提案します。
留学と違って、ワーホリはドイツで働くことをメインの目的で利用する人が多いかと思います。
働くことがメインの目的でなくとも、ドイツである程度の生活費を稼ぎながら生活する必要があります。
従って、都市の選択肢は留学よりも絞られてきます。
わたしがおススメする選択肢は、以下の2つです。
- 日本人の求人募集が多い都市
- 寮つきの求人案件がある都市
基本的に、人が集中するド定番商業都市をおススメします。
当然っちゃ当然なのですが、仕事や賃貸などの良い情報は、人が集中するところにたくさんあります。
逆に、メジャーでない都市だと日本人を募集する求人はほとんどないです。
参考都市は以下の通りです。
- Berlin(ベルリン)
- Düsseldorf(デュッセルドルフ)
- Frankfurt(フランクフルト)
- München(ミュンヘン)
MixB掲示板を見ていると、特にデュッセルドルフ、次いでベルリンに日本人を募集する求人が集中しています。
職だけでなく、寮を手配してくれたりビザサポートをしてくれたりする企業も少なくないので、そういった企業=都市を選ぶという手段もアリです。
この手段であれば、定番以外の都市の求人もよく見かけます。みんなとは違う街に住みたい人におススメです。
ただ、そこそこ人が集中する街でないと、近所にドイツ語を学べる語学学校ないというケースがありますので、働きながら語学学校にも通いたいという人は、事前に確認したほうがいいです。
まとめ
ドイツで留学・ワーホリをする際の滞在先都市を選ぶにあたって、留学でもワーホリでも共通して言えるのは、「ド定番が安牌!」ということです。
「せっかくなら周りにドイツ人しかいないような町で語学留学やワーホリをしたいなぁ」と思う気持ちはとてもよく分かりますが、マイナーな町には、我々外国人が気軽に応募できるような求人はないし、語学学校もない。
その上、連続した収入が無い状態では、部屋を借りられるかどうかも怪しいです。
また、ドイツ語が不自由なうちは、ある程度日本人が集まるところに行かないと、生活する上での情報交換や困りごとの相談ができないので苦労すると思います。
まわりが日本人だらけでも問題ですが、いくらかはいた方が心を安心させるために良いですよ。
ご参考になれば幸いです(*^-^*)
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