総本山は奈良県の初瀬山に。西都市の山中に佇む【長谷寺】を訪ねる

先日、西都市の絶景スポットしあわせ峠へ行ってきたのですが、そこへ向かう途中で思いがけず【長谷寺】を通りかかったので寄ってみました。中世は、伊東氏累代の祈願所としても栄えたお寺です。

境内では、またしても思いがけず長谷六地蔵塔と出逢いました。わたしの六地蔵塔コレクションが増えましたよ…。

 

 

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長谷寺とは

長谷寺の歴史は古く、建立は養老元(717)年だそうです。大和長谷寺(奈良県・真言宗豊山派総本山)の徳道上人が諸国行脚の途中でこの地に立ち寄り建立したと伝えられています。

「養老」って元号すごくないですか。日本史で習う養老律令の時代ですよね!(浅い知識を引っ張り出して喜ぶ)

 

ここ西都市に在る長谷寺は、寺そのものというよりは、中に安置されている【長谷観音像】がよく知られているのかな、と思います。県指定美術工芸品に指定されているものです。

画像掲載元:西都市HP>西都市の文化財>長谷観音像

 

現在お堂に安置されているものは頭部のみですが、元は、三尊とも高さ約6メートルと巨大だったようです。仏体全体がいい状態で現在まで残っていたとしたら、国宝級だったのかな…なんて思いますね。

 

長谷寺は、大永2(1522)念の大火により宝物・古文書など大半のものを失いますが、長谷観音三尊像は、なんという奇跡でしょうか、頭部のみが無傷で残りました。

 

中世には、この地を治めていた日向伊東氏…都於郡城第7代城主・伊東尹祐(ただすけ)が寺院の再興をはかりました。おかげで、長谷寺は伊東氏累代の祈願所として再び栄えます。

しかし、伊東氏の滅亡とともに寺は次第に荒廃し、ついに明治時代の廃仏毀釈により廃寺となりました。

 

その後は、明治11(1878)年に地元の人々によって再建されましたが、昭和20(1945)年の枕崎台風によって再び倒壊します(+_+)

なんて悲運のもとに存在しているのだ、長谷寺よ!

 

しかし、この時も奇跡が起きて、長谷観音三尊像の頭部は無傷で残りました。すごいですよね。頭部に何かが宿っているとしか思えない…!

 

現在の長谷寺堂宇は、昭和56(1981)年、地元の人々の浄財により再建されたものです。40年くらい前なので、寺社の建物としては新しめになりますね。

 

 

長谷寺の所在地

地図はこちらです。

 

ほとんど一方通行のような狭い山道を奥に進んでいくと、右手に案内看板が現れます。

これといった駐車スペースはないので、脇に突っ込む形で停めました。次の来訪者が来ないうちに素早く参ります。

 

お寺入り口には「初瀬山」の文字が。

 

長谷寺

手前に香炉があります。

 

手水舎(ちょうずや)に水は張っていないようですが、蛇口がついておりますので手を洗えます。

 

境内に鐘楼堂も建っていました。

この鐘楼堂は昭和61(1986)年に有志により建設されたもののようです。この近くに建設記念碑もあります。

「昭和六十一年四月吉日」とあります。

 

 

出た!六地蔵塔だ!

頭部に草がモリモリと生い茂っているのが趣深いですね…。

 

すっかり六地蔵塔を知った気になってしまっている「にわかファン」こともちぴよです。

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調べたところ、なんとこちらの長谷六地蔵塔、市指定工芸品です。妙鏡・妙海尼の供養塔で、下三財神社にある岩崎稲荷六地蔵塔建立の翌年、永禄13(1570)年に建立されたみたいです。

市指定工芸品となっている西都市内の六地蔵塔は3つで、わたしは知らずのうちに3つすべての六地蔵塔を制覇したことになりました(笑)

 

 

境内は木々に囲まれているためほどよく涼しく、木漏れ日もちょうどよいです。

 

 

長谷観音像の頭部ですが、お堂の中にしまってあるようで(そりゃそうか…)、訪れた際には拝見することができませんでした。

お堂の中を公開しているときや中に入れるときなど、然るべきタイミングに訪問する必要がありそうです。大晦日とか、たぶんイケるんじゃないかな。

また必ず訪問します。

 

 

終わりに

この記事では、西都市の山中にひっそり佇む【長谷寺】についてまとめて参りました。

長谷寺の総本山が奈良県にあるということや、お寺の古くからの歴史、日向伊東氏との関わりもあったということなど、今回も多くのことを学びました。

 

ちなみにウチは曹洞宗です!

 

ちなみに長谷寺を過ぎて少し進むと、西都市の絶景スポット【しあわせ峠】があります。2つ一緒に訪れてみるのはいかがでしょうか?

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ご精読ありがとうございました(*^-^*)

 

参照:
長谷観音像 案内看板
西都市HP>西都市の文化財について>長谷観音像
西都市HP>西都市の文化財について>長谷六地蔵塔

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