黒生野駅跡を訪ねて。かつて西都市と宮崎市を結んでいた妻線

宮崎県のほぼ中心に位置するにも関わらず市内に電車が通っておらず、車なしでの生活なんて絶対に考えられない陸の孤島こと宮崎県西都市

そんな西都市にも、30数年前までは電車が通っていたのです…!

 

今回は、西都市に残る駅跡のうち「黒生野(くろうの)駅跡」を訪ねた際の記録をしていきます。

 

 

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日本国有鉄道「妻線」

かつて宮崎県西都市を走っていた路線は、日本国有鉄道の「妻線(つません)」です。

妻線は、1914~1984年までの約70年間に渡り、西都市と宮崎市を繋いで走っていました。

 

路線名駅名所在地
日豊本線宮崎駅宮崎市
宮崎神宮駅
日向住吉駅
佐土原駅宮崎郡佐土原町
(現宮崎市)
妻線
西佐土原駅
黒生野駅西都市
妻駅
穂北駅
杉安駅

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/妻線、黒生野駅跡案内看板

 

黒生野駅は、佐土原に入るすぐ手前の駅です。

 

妻線の概要と主要駅である妻駅については、別記事に書いているのでよろしければこちらをご覧ください(*^-^*)

妻駅跡を訪ねて。かつて西都市に存在した駅【日本国有鉄道:妻線】
宮崎県西都市には駅がひとつもありません。そんなわけで、公共交通機関での移動はバスしか選択肢がなく、そのバスも1日に数本という有様。 車が一家に一台…ではなく一人一台必要、そんな町です。 でも、そん...

 

 

黒生野駅

黒生野(くろうの)駅。読み方がカッコいいですよね。くろうのって。スポーツ漫画のライバルキャラの名字っぽくない?(笑)かなり強そう。

 

黒生野駅は、妻線のなかで主要な妻駅の隣駅で、佐土原寄りに位置します。妻駅と共に大正3(1914)年の開通当初から存在していました。

昭和59(1984)年11月30日の妻線の廃線をもって黒生野駅も廃駅となりました。

 

 

所在地

黒生野駅跡の所在地はこちらです。↓

 

黒生野駅跡はGoogle Mapにも登録されており、マークと同じ位置にモニュメントと案内看板が建てられています。

国道219号線を西都市から佐土原方面へ進んでいくと、四日市交差点の左手に現れます。

 

おお、この佇まい!

妻駅跡と違って、きちんと歴史的記念碑感があります。

 

国道沿いで路駐が厳しいので、駅跡のすぐそばにある「有田さんちのお肉やさん」駐車場にちょっとだけ停めさせてもらいます。

 

この駅看板は、妻駅看板と同じくきっとその当時使われていたものでしょう。足の部分を補強してあってイイですね♪

下りは「妻(つま)駅」、上りは旧佐土原町の「西佐土原(にしさどわら)駅」です。

 

駅看板の隣に、大きな車輪が一つ展示されています。その当時、西都市と宮崎市を往復していた列車の一部であろうと思われます。

サビて赤茶けたり、あおく変色しているのがイイですねぇ~趣深いです。

 


(↑クリックで拡大表示できます。)

車輪の手前には、「国鉄妻線跡」の案内看板が設置されています。妻線概要や、各駅の写真、当時の運行ダイヤなどを一気に知ることができます。

妻線のことを知りたいのであれば、妻駅跡よりもまず先に黒生野駅跡へ来るのがいいかもしれません。

 

 

おまけ:歴史を味わった後は…

黒生野駅跡をじっくり味わった後は、車を停めさせてもらった「有田さんちのお肉やさん」でランチをしました♪

前々からずっと気になっていたんですよね~。

 

「有田さんち」では宮崎県西都市茶臼原など直営の「有田牧場」で育てたEMO牛のお肉を取り扱っており、店内カウンターで新鮮なお肉のほか、看板写真のようなハンバーガー、メンチカツ、コロッケなどを買うことができます。

スナック類はテイクアウトは勿論、店内にもちょっとしたイートインスペースがあるのでそこで食べることも可能です。

 

わたしは定番のハンバーガーセットを注文してみました。ハンバーガーとポテト、サラダ、そして写真には納まっていませんがドリンクもついて980円でした。ボリューム満点!

 

そして、すっごく美味しかったです…!

お肉屋さんが提供するハンバーガー最強説…!こだわりを持って育てた牛のお肉でしょうし、加えてやっぱり新鮮だから美味しいんでしょうね。ここ最近食べたもので、最も満足した食事で幸福感マックスになりました。おススメです。

 

 

黒生野駅跡は、国道沿いというとてもアクセスしやすいところに位置しています。ドライブがてらちらっと見に来ませんか?(*^-^*)

 

よろしければこちらも併せてご覧ください。↓

妻駅跡を訪ねて。かつて西都市に存在した駅【日本国有鉄道:妻線】
宮崎県西都市には駅がひとつもありません。そんなわけで、公共交通機関での移動はバスしか選択肢がなく、そのバスも1日に数本という有様。 車が一家に一台…ではなく一人一台必要、そんな町です。 でも、そん...

 

参照:黒生野駅跡 案内看板

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