先日、宮崎県西都市の一ツ瀬川流域に建つ【一ツ瀬ダム】を見学しに行って参りました。
一般水力発電ダムとしては九州最大の出力を誇り、見学ツアーも組まれるほどダム界隈では人気のダムのようです。
一ツ瀬ダムとは
画像掲載元:九電旅行サービス (https://www.qdentravel.com/tour/dam/)
一ツ瀬ダムとは、宮崎県西都市の一ツ瀬川流域に建つアーチ式コンクリートダムです。発電を目的として建設されました。一般水力発電では九州最大の出力を誇るそうです。
型式 | 超流型定角アーチ式 |
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堤高 | 130m |
堤長 | 415m |
体積 | 555,000㎥ |
堤巾 | 頂…4m 敷…233m |
総貯水容量 | 261,315,000㎥ |
利用水深 | 30m |
湛水面積 | 6.86㎢ |
工期 | 昭和35年2月~昭和38年6月 |
ダムカード | あり |
最近では、九電旅行サービスが一ツ瀬ダムの見学を組み込んだツアーを期間限定開催しているようです。ダムが観光所たりえるのは新しいな~と思いすね。
所在地
地図はこちらです。
日本、〒881-1123 宮崎県西都市大字中尾
西都市大字中尾。国道219号線を米良に向けてず~っとまっすぐ。
一ツ瀬ダムのすぐ近くに「一ツ瀬ダム展望所」というポイントがGooglemapに登録されている(2020年1月16日現在)ので、そこを目指します。
ちなみに、一ツ瀬ダムへの道中にはもうひとつダムがあります。
日本、〒881-0027 宮崎県西都市大字南方
一ツ瀬ダムと同じく一ツ瀬川流域に建ち、型式も同じアーチ式です。川の下流域なので一ツ瀬ダムよりもだいぶ小さいです。
一ツ瀬ダムに行くついでに杉安ダムにも寄ることができるのは嬉しいです。
また、杉安ダムもダムカード対象なので、一ツ瀬&杉安2枚のダムカードを一挙に手に入れることができます。
ダム見学
国道219号線を米良のほうに向けてぐんぐん進んでいきます。
山道ではありますが国道なので、地面がとても綺麗に舗装されていてドライビングがとても快適です。また、車の通行量が少ないから飛ばせるし(笑)、ワインディングもスリルがあって最高です。
車やバイクの運転が好きな人は、すごく楽しめる道だと思います。
途中の杉安ダムを通り過ぎ、岩下トンネルをくぐってすぐ左手に現れるのが、一ツ瀬ダムです。
到着。
車を2台ほど停められるスペースがあります。が、スペースが細長いので縦列駐車になりそうです。
一ツ瀬ダム概要
そして一ツ瀬ダム!
ドン!
デカい。
このスケール感の伝わらなさが悔しい。マジで大きいです、高さも幅もすごい。そしてアーチが美しい。
びっくりしました。こんなに大きなコンクリートの塊を川に建てたのかと。半端ないって。しかも堤高130mって、そんなんできひんやん普通、そんなんできる?言っといてや、できるんやったら…。(CV:某サッカー選手)
とにかく、高い。
「落ちたら死ぬ…」と思いながら命がけで写真を撮りました。手汗がすごかったです。(※ちゃんと柵があります)
アーチを真横から撮ってみました。
ここの幅は4mあるようなので、普通に人が歩けるしなんなら車も走らせられます。
柵が閉まっていて入ることはできませんでしたが、限定で柵を開放しアーチ上を歩けるイベントなどがあれば参加してみたいものです…。
アーチの外側から見た堤はこのような感じです。
これは夏に訪れた際の写真ですが、しっかり一ツ瀬川の水を堰き止めています。
ダムカード
一ツ瀬ダムはダムカードの対象となっています。
ダム近辺の決められた配布場所にてダムを訪れたことがわかる写真を見せると、ひとりにつき1枚のダムカードが貰えます。
一ツ瀬ダムの配布場所は以下の3か所です。
わたしは、西都原古墳群の近くにある「このはな館」でもらってきました。
じゃん。
右下に記載されているアルファベットはダムの型式を表しています。「A」はアーチ式コンクリートダムの略です。
裏面
一ツ瀬ダムの概要と、ダムファンに嬉しいマニアックな情報が記載されています。貯水池の大半は米良村にあるんだと…ふむふむ。
ダムカードは、そのダムがある地域でしか配布されないのでプレミアものです。収集好き者がときめく設定だッ…!
終わりに
ダムの見学は今までに一度もしたことがありませんでしたが、いざ訪れてみると予想していたより大きな感動を得られてよかったです。その後、ダムについて図書館で夢中で調べたので、新たな知識をたくさん得るきっかけともなりました。

一ツ瀬ダム、一見の価値あり!
あと個人的に、一ツ瀬ダムに到着するまでの山道ドライブがすごく楽しかったので、車やバイクの運転が好きな方は、ぜひ。
同じ一ツ瀬川流域の杉安ダム↓

ダムの知識↓

ご精読ありがとうございました(*^-^*)
参照:
「一ツ瀬ダム概要」案内板
ダム便覧 (http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2829)
九電旅行サービス (https://www.qdentravel.com/tour/dam/)
ダムこれ! (https://damcard.net/dam/307-94/)
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