季節は冬。この時期にわたしはよく水炊きをやります。水炊きは、だし汁で素材を煮込むだけのシンプルで美味しい西日本の定番鍋料理(?)です。とりわけ福岡や関西あたりで盛んなのだそう。
例に漏れずわたしの実家でも水炊きは冬の定番鍋料理であり、わたしの大好物です。てっきり全国的にメジャーな料理だと思っていたのですが、関東ではあまり流行ってないんですよね。寂しい。(関東だと味付きの鍋をすることが多い)
というわけで、水炊きが恋しくなったので、ドイツで材料を揃えて作ってみました!
材料
- 昆布
- 白菜(Chinakohl)
- ネギ(Lauch または Porree)
- 豆腐
- 鶏肉(Hänchen)
素材は少なめです。「水炊きにこれだけは外せない!」というものだけに絞りました。本当は糸こんにゃくも欲しかったんですけど、ちょっと買ってみるのが怖かったです(笑)
また、わたしは関西風水炊きの家で育ったので、だしは昆布でとります。(博多水炊きは鶏だしらしい…諸説あります…)
昆布
アジアンマーケットで買った中国の商品です。結ばれた昆布が袋にたくさん入って2.69EUROでした。
ドイツのスーパーで昆布を探したことはないけど、あるのかな…。
白菜(Chinakohl)
白菜はドイツ語でChinakohl(ヒーナコール)と言って、ドイツのスーパーの野菜売り場に並んでいます。
あまり大きくない1株が1,31EUROだったので、日本と比べると少し高いかな…。
ネギ(Lauch または Porree)
ネギはドイツ語でLauch(ラオホ)と言って、ドイツのスーパーの野菜売り場で手に入ります。Porree(ポリー)も同義らしいことを今回初めて知りました。
ネギ上部の青い部分は切り落とされており、短い1本が0.79EUROでした。まぁまぁ普通の値段かな?
豆腐
豆腐はドイツのスーパーでは売っていないので、アジアンマーケットで買いました。わたしはもっぱら絹豆腐派です。
1パック=300gで1.39EUROでした。
鶏肉(Hänchen)
鶏肉はドイツ語でHänchen(ヘンヒェン)と言い、ドイツのスーパーや肉屋で買えます。今回は、鶏肉は鶏肉でも鶏のささみ(Hänchenbrustfilet:ヘンヒェンブルストフィレ)を買ってみました。
量は忘れましたが、1パックで3EUROちょっとでした。
調理
まず、素材を煮込む出し汁を用意します。
手ごろな大きさの鍋に…
水と昆布を適当な量入れてしばらく放置します。
1時間くらい置いた後に、鍋を加熱して沸騰させ、昆布を取り出します。
出し汁が沸騰するまでの間に材料を切っておきます。
沸騰した出し汁の中に材料をぶち込んで、白菜がクタクタになるまで煮込みます。材料が多すぎて全部はいらなかったので、2回戦もすることになりました。
完成!
ポン酢をかけていただきます!ポン酢は日本から持ってきました。
味は…美味しかったです!一口食べて、「ここは日本か!」と錯覚したほど、実家で頻繁に食べてきた水炊きの素朴な味がしました。感動した!
ドイツでも諦めなければ日本の味を再現することは可能であるということを知った、最高の夜でした。
ただ。
鶏肉が臭くて不味かった…(+_+)
一度冷凍させちゃったから鮮度が落ちたのかな?それとも元の品質の問題?よく分からないんですけど、もうスーパーで鶏肉を買うのは控えようかなと思いました。
ドイツには精肉店(Metzgerei:メツゲライ)があちこちにあるので、今度からはそこで新鮮なお肉を買おうと思います。
冬はまだまだ続くし、また水炊きやるぞー!
終わり。
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