mochidaのドイツ旅行記、ハイデルベルク周辺散策の巻。今回はお城(要塞)跡を訪ねるため Eberbach(エバーバッハ/エーベルバッハ)という町に行ってみた。ハイデルベルクから東に電車で30分ほど。
前回の旅行記、ネッカーゲミュントについてはこちら。
Eberbach の位置

Eberbach(エバーバッハ/エーベルバッハ)は、Heidelberg(ハイデルベルク)から、ネッカー川沿いを東にしばらく行ったラインネッカー地区にある。地域には小さな山が多くあり、自然に囲まれた静かな町。
ハイデルベルク中央駅から電車(S-bahn)で35分ほどでアクセスできる。
ちなみに…。
“Eberbach” と言って大多数の人にピンとくるのはおそらく Kloster Eberbach(エバーバッハ修道院)の方。ワイン醸造所として有名。こちらはEltville(エルトフィレ)というライン川沿いの町にある。ここもいつか訪れたい。。。
エバーバッハ駅に到着、すでに夕方。
この日は、ここエバーバッハを訪れる前に(同じくネッカー川沿いにある)ネッカーゲミュントという町に立ち寄っていた。そのため、エバーバッハに着いたときはすでに夕方。
エバーバッハ駅の南に町の中心、お店が集まって賑やかな地区(アルトシュタット)があるのだが、そこには寄らずにまっすぐ駅の北から出てお城跡を目指す。
途中でとても大きな敷地の墓地(Friedhof=フリートホーフ)があった。
この墓地が本当に素敵で。。。

あんまり個人のお墓の写真なんて撮って見せるものではないが遠目から1枚だけ。。。表面の文字は編集した。
日本のようにただ同じ形、同じ色の石が並ぶというものではなく、様々な色・模様・形の石と、石の傍には木や花が綺麗に植えられている。日本と違って墓地の暗い雰囲気が全くない。毎日でも散歩したい良い雰囲気の空間だった。
城跡を目指す。
城跡のポイントはここ。
Googleマップ上では城跡に向かう道が存在しているようだが、わたしが訪れた際は道らしい道を見つけられなかった。先人たちが踏み分けてきた部分の草が倒れてうっすらと道筋を作っているので、そこをひたすら辿った。

そして降りだす雪。結構しっかり辺りが白くなるほど降ってきたのでこりゃ大変。急いで城跡を目指す。
Burg Eberbach
お城跡に到着。

エバーバハ城は、前部、中部、後部の3 部分が独立した複合施設。正確な建設時期については明らかになっていないが、12世紀ごろには最初の建物が完成したようだ。
この城の活躍は短い。1402 年に城と町がプファルツ伯爵ルプレヒト 3 世によって占領されたとき、エバーバハ城は最後を迎えることになった。
1403 年には国から取り壊しが承認され、しかし取り壊されることはなく荒廃するままに放置された。
数百年後、この城跡は、1908/09 年と 1927/28 年の 2 回の発掘活動で発見された。
参照:https://www.burgen.strasse-online.de/1-mannhheim-neckarzimmern/1-18-burg-eberbach/index.html

すぐそばに案内看板あり。

屋根などはなく、ただ壁の一部や残っているだけという感じ。





わたしは廃墟ファンでもないのだが、数百年前から残る石を間近に見ることができて、うまく表現できぬ感動があった。
町としては表立ってこの城跡を観光資源扱いをしておらず、城跡周辺も、そこに至るまでの山道も全然管理されていない。なので訪れる際はできるだけ明るい時間に、しっかりとした装備で用心が必要。
そして下山。
この下山が人生で5本指に入るほどの恐怖体験だった。笑
この日は1月半ばだったため日没が早く、そして天気(雪)も手伝って、あたりは暗いし寒いし最悪のタイミングだった。しかも管理されていない山道だったため、暗くて元々来た道が分からない。方角も分からない。当時は本当に遭難するかと思って泣きそうだったのを覚えている。
とにかく山を下る方向へ早歩きし、運よく麓にたどり着くことができた。
昨今の観光名所はネットで簡単に調べることができ、そこめがけて無尽蔵に人々が詰めかける。人気の場所ともなると人ごみがすごくて、喜びよりもひどく疲れた思い出が残るもの。
そうなるのを避けるべく、あまり人が来ないような穴場を選んでしまうと、人の管理されておらず危険な事態に陥ってしまう可能性もある。
観光というものは、大人しくみんなが行く名所を訪れるのがいいのかもしれない。……と学んだ小旅行。
おわり。



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