マスク着用義務が始まった頃のお話。in ドイツ

2020年1月中旬から突入したコロナ時代。

ドイツを始めヨーロッパにおいてマスク着用に馴染みのなかった人々が、州の条例によりみんな一斉にマスクをつけ始めた、それはそれは異様な一時期。

 

最初期は、よくあるプリーツの不織布だったり布の手作りマスクだったりを各々が用意していた。

(最近の不織布マスクはこんなに可愛いものもあるのね。。。)

 

ドイツではそもそもマスク着用が普通でないため、不織布マスクが市場に流通しておらず、コロナ最初期は街で手に入れるのが本当に大変だった。

たまに日本人がマスクをしていようものなら、体の具合が悪いのか一体どうしたのか心配されるレベル。日本ではお馴染みの白い不織布マスクは、こちらでは滅多に目にしないものなのである。

 

マスク着用、義務化

マスク着用義務が開始されたのは、2020年4月27日。

 

► Nordrhein-Westfalen: In Bussen und Bahnen, auf Wochenmärkten, an Haltestellen und Bahnhöfen, in Taxis, Arztpraxen, Post, Bank und Tankstellen sowie beim Einkaufen gilt von diesem Montag an Maskenpflicht. Erwachsene und Kinder ab sechs Jahren müssen Mund und Nase bedecken – wer keine professionelle Maske hat, kann anfangs auch noch ein Tuch oder einen Schal nutzen.

引用元Bayern, NRW, Berlin: Maskenpflicht gegen Corona! Das sind die Regeln | Leben & Wissen | BILD.de

 

義務化に伴い、何が何でもマスクを入手する必要があり、マスクを探し街を歩いていたときに服飾店で「マスクあるよ」の張り紙を見つけた。

入ってみると、店の主人が箱買いした不織布マスクを、ポリ袋に(彼の素手でつまんで)入れて販売するスタイルだった。

お値段1枚1ユーロ。わたしはそこで彼から5枚購入した。上の写真はその時のもの。

他で手に入らない状況だったからしょうがなく買ったけど。なんて商売だ(笑)

 

FFP2マスクとの出会い

そしてついにその時は来た。

マスク着用義務が初めて発令された2020年4月からちょうど1年後、2021年4月。

FFP2」(またはKN95)という指定マスクの着用が市民に義務付けられた。マスク着用義務のある施設内では絶対にこれをしろってころ。鳥のくちばしルックの分厚いマスク。

ちなみにこのFFP2指定期間は2-3か月くらいだった気がする。短かった。

 

FFP2マスクは、医療従事者が利用している抗菌性の高い(ついでに値段も高い)マスク。

 

2020年コロナ初期に比べるとマスクが街中で手に入りやすくなっており、それはFFP2マスクに関しても同様で、薬局だけでなくスーパーでも購入できた。

下の写真はスーパーのAldiにあったワゴン売りのマスク。こんなに大きなワゴンをたった1種類のマスクで独占するような異常事態。

マスクが1枚ずつビニル梱包されたもので、それが1つでなんと0,99ユーロ。

 

Maximal 3 Stück pro Einkauf

1枚じゃ足りないからまとめ買いしようにも、1回の買い物につき最大3枚までしか購入しないよう、注意書きが貼られている。

だから、基本的に一般市民のみんな、このFFP2マスクを大量には手にできなかったと思う。私もそう。(大枚はたいて箱買いするのであれば可能だけど。。。)

 

不織布マスクは1日で使い捨てが一般的だが、高級で数量制限もあるFFP2マスクをたった1日で使い捨てするなんてことはできない。

というわけでどうするかっていうと、1枚のFFP2マスクをできるだけ長く使うのである。

 

私は、FFP2マスクが直接肌に触れないように、その下に布マスクを着用していた。服で例えるところの「アウター」的使い方ね。

これがかなり息苦しいし、おでこに汗かいて化粧と前髪のコンディションが崩れるし最悪だった。だからこの2枚重ね着用は割とすぐに辞めた。

 

今度は、普通に素肌の上にFFP2マスクをするんだけども、単純にその1つを1週間使った(笑)

マスクを着用しなければならなかったのはスーパーや病院、公共交通機関などの閉鎖された空間でのみだったため、1日の着用時間は、実は短い。

 

バッグのキーホルダに―に洗濯ばさみをとりつけ、マスクを無くさないように屋外ではそれに挟んで持ち歩いていた。

マスクの耳ひもを肘の所で留めて持ち歩いている人も多かった。

 

そして、毎日ではなかったが、私はFFP2マスクの内側(素肌に触れる面)を洗顔フォームで洗っていた。

私の場合は、dmプライベートブランドの安い、泡で出てくる洗顔フォームをマスク専用に購入。泡を大量にマスクにのせて適当にのばし、適当なタイミングでササっと泡を洗い流し、室内干し。

 

1週間同じマスクを使うってどうなのよって感じかもしれないけど、結構同じようにしてる人は多くて、

例えば私の大家さんは、彼の車のバックミラーにFFP2マスクをぶら下げていて、スーパーなど屋内に入るときにだけそれを取って着用していた。買い物を終えて車に戻ってきたら、またそこにマスクを戻す。

ずっとそうしているお陰でそのマスクは表面が毛羽立っていて若干黒ずんでもいた(笑)

スーパー内で通りすがる人々も、黒ずんでいたりしわしわだったりするFFP2マスクを着用しているのをよく見た。

 

 

私や大家さんを含め、その時ドイツに住んでいた多くの人にとって、マスクは「コロナウイルスへの感染を防ぐため」ではなく「州のルールを守るため(罰せられないため)」に仕方なく着用するものであった。

だから、同じマスクを何日もするという不衛生なことも受け入れられちゃったんだな。

 

そして、FFP2指定の期間は結局2-3か月で終了してくれたので、そんなに不満もたまらなかったかな。

ちなみにその後は、FFP2ではないにしろプリーツの不織布マスク着用が義務付けらる(※手作りとかの布製のものはダメ)。

これに関しては2023年4月にドイツ国内でのコロナに関するルールが全撤廃されるまで続いた。

 

おわり。

 

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