ドイツ入国2日目、2020年1月1日。
その前日の2019年12月31日大晦日にフランクフルト空港に到着し、その晩はフランクフルト中央駅近くの東横インに宿泊。大晦日→元日の花火パーティーに参加することを悔いなくすんなり諦めるほどの疲労、就寝。

朝、チェックアウトをしてデュッセルドルフ中央駅(Düsseldorf Hauptbahnhof)へ移動。この移動はたぶん、FlixBusで行った記憶がある。
デュッセルドルフ中央駅に到着。駅前(西側)に出て、一応駅舎の写真を撮っておいた。デュッセルドルフ駅舎をわざわざ写真撮る人なんてなかなかいないよな。(笑) 特別デッカイとか装飾がすごいとかいう建物ではない。
初めてこの駅に降り立ち、街を眺めて感じたのは、「あれ、全然都会じゃないな」ということ。
デュッセルドルフは一応、ノルトライン・ヴェストファーレン州の首都なのだが、人口密度は東京に比べたらなんてことない。「都会」というもののイメージが完全に東京の街並みでわたしの頭には刷り込まれているので、デュッセルドルフを全然都会と思えない魔法にかかってしまっている。ジャパニーズ・マジック。
駅に到着してすぐさま行ったこと。SIMカードの契約。
駅舎の中にスマホショップがあることはすでにリサーチ済みだったので、キャリーをゴロゴロ引っ張りながらそこを目指して一直線。Vodafonの28日10ユーロプランのSIMカードを購入。
SIMカードの購入には身分証明書とドイツ国内の住所が必要。わたしは、ドイツで住む家の契約を日本にいるうちに済ませていたので、その住むことになる(まだ訪れたことのない)家の住所を記入。これでいけた。詳しくは以下のブログにて記録したものがある。

開通手続きはお店の方にやってもらい、すぐに手持ちのスマホでネットが使えるようになった。
このスピード感、我ながらすごいと思う。大学在学時のドイツ留学での経験が確実に活きていると感じた瞬間。留学期間はたった4か月だったけど、あの短期間でも結構色々学べたんだな。
渡航前、日本にいるときに予め契約していた住居へ向かう。日本人オーナーが管理する日本人向けのシェアハウス。デュッセルドルフからまた少し離れた場所。
チケットを買うため、デュッセルドルフ駅構内の券売機前で数秒立ち尽くしていたところ、アジア系の男性から声を掛けられる。
「僕のチケットは君を一緒に電車に乗せられる。一緒に来れば、君は僕に2ユーロくれるだけでよい」と。
その時は「二人一緒に乗せられるチケット?」「なんで2ユーロ?」とよく分からなかったが、3年経た今ならよくわかる。彼は小遣い稼ぎをする悪ガキ(悪おじ?)だった。(笑)
今振り返って改めて考えてみると「2ユーロ」ってのが、みみっちいリアルな金額で嫌悪感があるなぁ。(笑) というか、わざわざ2ユーロぽっちのために見知らぬ人間と伴って電車に乗るとか普通は嫌すぎるやろ。あなたもう少しよく考えなさいよ!(笑)
その人の勧誘を断り、自力でワンウェイチケット(6-7ユーロ)を購入。デュッセルドルフからB圏内の区画。Sバーン(各駅停車)に乗ってまったり移動。
6-7ユーロって、大体840~980円(1ユーロ=140円)なんだけど、15km程度の距離にこの料金は高すぎる。しかもワンウェイ!
ただ、ドイツの公共交通機関チケットのいいところもあって、購入したチケットでは、区画内の電車だけでなくバス・地下鉄などにも乗れてしまう。これはかなり便利。日本だったら、バスはバス用のチケット、電車は電車用の切符が必要だからね。
住居の最寄り駅に到着し、大家さんに迎えに来てもらってひと段落。
その日は、その後大家さんが町を案内してくれた。元日に。(笑)
「お正月は家族で家に引きこもってゆっくりするだろうに、大家さんの貴重な時間を奪ってしまうようで悪いな…」と若干気後れしたが、大家さん曰く、ドイツでは元日休みというものは日本ほどそんなに特別ではないらしく、その辺は別に気にされていなかった。
この「ドイツの元日は全然特別感がない件」については、この後わたしも数年ドイツで生活していく中で、実感していくことになる…!
夜の町の様子。
元日は祝日なのでスーパー等のお店が閉まっていたので、食べ物を何も持っていないわたしに大家さんが食べ物をわけてくれた。みかんとクッキーとチーズ。
このチーズ、その当時は特に何も「チーズだ~」以上の感想を持たずにパクパク食べていたけど、写真見返すとブッターケーゼ(Butterkäse)じゃん。バターのチーズ。めっちゃくちゃ美味しいカロリー爆弾ね。
おわり。
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