約5年ぶりにドイツに舞い戻ったあの日のこと。

2019年12月31日。大晦日。ドイツはフランクフルト空港着。

正確に何時頃に着いたかは覚えてないが、とにかく夜だった。その晩はフランクフルト中央駅近くの東横インに宿泊。なんと、ドイツに東横インがあるんだよ。宿泊費も手ごろだったと思う。日本円で4000円ほどだったかな…?ホテルの目の前に広いバス停留所がある。

そのホテルは、フロントで日本語対応可能とのこと。日本人スタッフがパートタイムで働いているらしいのだが、私がチェックインした際には残念ながらその方はいなかった。

その時はドイツ人女性スタッフが対応してくれて、彼女は日本人客に慣れていそうな感じだった。チェックイン時の彼女との会話の際に、私が…なんらかのドイツ語フレーズ?ワード?…を言ったのだが、それに対して彼女がめちゃくちゃ笑っていたのをすごく覚えている。(ちょっと小ばかにするような笑い方だった…考えすぎかな…泣)

 

部屋もそこそこ広くてきれい。ベッドが大きいのが嬉しい。

その日は食べるものを用意していなかったので、中央駅前のカイザー通り(Kaiserstraße)を歩いてなにか買いに行った。たぶんパンも置いているキオスクのようなところに入った記憶がある。

大晦日(ジルベスタ)だから街が賑やか。中央駅からマイン川に向かって人々がぞろぞろと流れていく。

 

ドイツの年越しは、人々は花火で盛大に祝う(うーん、「祝う」って感じでもないな。みんなここぞとばかりにはしゃいでいる感じ)。フランクフルトの場合は、みんなマイン川にかかる橋の上や河川敷で手持ち花火や打ち上げ花火をやって大騒ぎする。

わたしは、今回の渡航以前にも一度、語学留学目的でドイツに住んだことがある。そのとき、2014年の大晦日に、ちょうど同じくフランクフルトのマイン川にかかる橋の上で手持ち花火をした。ガレリア・カウフホーフ(Galeria Kaufhof)で適当に買った、安い普通の手持ち花火。

2019年12月31日はコロナ期突入前の、まだ人々が群れを成してマスクもせず大声で騒げるときだった。懐かしいね。

わたしも本当なら、せっかくこの大晦日にフランクフルトにいるんだから花火を楽しまなければならないところだったが、日本からの長時間移動直後でか~な~り~疲れており、人ごみの中に入っていって花火を楽しむような余裕が一寸もなかった。うん、一寸どころか1mmもなかった。

まあ、またいつか、年越しをドイツでやりたいな~とぼんやりと考えている。

 

ご飯(パンとvolbic)を買ってホテルに戻り、その晩は年明けを待たずして、たぶん22時ごろにはもう眠ってしまった。長距離移動は本当に疲れるよね。

 

そして翌日。2020年1月1日。あけおめ。

朝はフロント隣のカフェスペースで朝食をとった。オリーブやハム、パン、ピクルス等の簡単なもののビュッフェ。素材そのままの冷食で、いかにもドイツらしい。

(そういえば、わたしは帰国してからピクルスのことを「ピクルス」と言えなくなっている。スーパーの棚でピクルスを見つけて「ピクルス」だと知覚する前に真っ先に「Gurke」だと脳が処理する。おもしろい。ドイツ人になりかけていたのかな。(笑)

 

ホテルをチェックアウトをして、デュッセルドルフへ移動。このデュッセルドルフという街が、わたしのこれからのドイツ生活の拠点となる。

つづく。

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