先日ドイツへ渡航する際、必要持ち物のひとつであるユーロ現金をマネーパートナーズで用意しました。
マネーパートナーズは本来FXサイトで、数ある両替所の中でも格段に手数料を抑えて両替することができます。
この記事では、わたしが実際にマネパでユーロに両替→空港受け取り依頼をした際の手順と、個人的な感想を紹介します。
空港外貨受取サービス終了
まだ2回しか利用したことはありませんでしたが、非常に便利で気に入っていたのでとても残念です。
これの代替としては、外貨を宅配してくれる外貨両替マネーバンク
のサービスがあります。
空港に行く前に既に外貨を手元に用意しておけるとフライト前にバタつかずに済みますね。
手数料比較

フランクフルト市街地に建つ有名なモニュメント photo by mochida
まず、銀行や郵便局でユーロへ両替するのと、マネーパートナーズで両替するのとではどれほど金額に差が出てくるのか、比較してみたのでご覧ください。
1ユーロ=120円として計算します。
| 1通貨あたりの手数料 | 500ユーロ両替した場合 | 1,000ユーロ両替した場合 | |
|---|---|---|---|
| 銀行、郵便局 | 4円 | 62,000円 | 124,000円 |
| マネーパートナーズ | 0.2円 | 60,100円 | 120,200円 |
| 差額 | 3.8円 | 1,900円 | 3,800円 |
1通貨あたりの手数料、たった3.8円の差で、合計金額に大きな差が現れます。
当然のことですが、両替金額が大きくなればなるほど、差額も大きくなります。
この差額を「大したことない!端金や!」と…感じた人は、近くの銀行でササッと両替するのが楽だと思います。
対して、「こんなに金額違うの!いやだ!節約したい!」と感じた人は、少々手間はかかりますが、マネーパートナーズで両替することをオススメします。
ちなみに、空港にある両替所(Travelex)などは、手数料がさらに高いです。
店舗や場所、日によって手数料は違うみたいなのですが、わたしがチラっと確認したお店では、1ユーロあたり7円の手数料を取ってました(笑)
空港での両替は、論外です!
マネーパートナーズでの手続き
まず、マネーパートナーズで両替(空港受け取り)手続きをする際の注意事項として、以下のことをご確認ください。
- 受取依頼は月1回、1通貨まで可能です(お客様が受取依頼の申し込みをされた日が基準となります)。また1回につき500円の事務手数料がかかります。
- 受取の上限は1回につき、2,000ドル、2,000ユーロ、2,000ポンド、2,000スイスフラン、300万ウォン、15,000元となります。
- 本サービスはご本人様以外のお受取はできません。
- 本サービスは申込み時にご選択いただいた窓口でのみ受取可能です。それ以外の系列店舗、窓口ではお受取いただくことはできません。本サービスは空港ごとに受取時間が異なります。また、受取時間以外でのお受取はできませんので、受取窓口には時間に余裕を持ってお越しいただきますようお願いいたします。
引用元:マネーパートナーズ【受取依頼】ページより
上記5点の注意事項に関して問題がなければ、次のマネーパートナーズの口座開設に進めます。
口座開設
マネーパートナーズの口座開設は、ネット上で簡単に申請できます。
口座の開設&維持費は無料。
申請後は本人確認書類の提出や年収等の確認があり、開設に至るまでは少し時間がかかります。この点はクレジットカードの申請と似ています。
というわけなので、両替金を受け取りたい日の1か月くらい前には、マネーパートナーズの口座開設を完了させておくのが良いです。
「外貨両替のためだけに口座を新たに開設するなんて…」と思いがちですが、海外に行く予定は今後も立てるかもしれませんし。
その際にも、マネーパートナーズで手数料を抑えて外貨両替できます。
そしてマネーパートナーズは本来FXサイトなので、開設した口座を利用して資産運用を始めることもできます。
口座を開設しておいても損はないと思います。
入金額

外貨現金はどれくらい必要?
旅行なのか留学なのか…渡航目的にもよりますが、最低でも手元に500ユーロは必要なのかなぁという気はします。
長期滞在を予定しているのであれば、1,000ユーロ以上のまとまった現金を用意しておくと、渡航先でしばらくは安心だと思います。
例えば、受け取り額を2,000ユーロ(※両替の上限額)とする場合は、日本円で約25万円の入金が必要です。
わたしは、これだけの大金を持って飛行機に乗るのは不安だったので、10万円分を両替(=800ユーロ)しました。
専用口座に入金
マネーパートナーズの口座開設が無事に完了したら、両替するための日本円を専用口座に入金します。
マネパにログインして、会員専用サイトを表示させます。
そこの【資産管理】タブの【クイック入金】を選びます。

【クイック入金】とは、8つの銀行のみで使えるとても便利な機能です。入金額が、専用口座に即時反映されます。
大手バンク、有名ネットバンクばかりなので、1つは持っているのではないでしょうか。
- 三井住友銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
- ソニー銀行
上記8つの銀行口座を持っていない方は、【クイック入金】の下の項目【入金依頼】からの申請となります。
申請から入金までにかかる時間・日数等は、各金融機関ごとに異なりますので、余裕をもって手続きされることをおススメします。

入金先には、【会員残高(未使用分)】を選択します。
右の欄に入金したい金額を入力し、【クイック入金確認】ボタンを押します。ここからは各金融機関のサイト(この場合はSBI住信ネット銀行の会員ページ)に自動転送され、そこで送金の承認を行います。
両替(空港受取)手続き
【会員残高(未使用分)】への入金手続きが終わったら、いよいよ両替をします。
【外貨受取(空港)】タブをクリックします。


お次は【空港受取の手続きを行う】ボタン。
ここで注意点。

両替金を受け取りたい空港を選択します。
自身がちゃんと受け取れるかどうか、窓口営業時間をしっかり確認してください。
わたしは今回、羽田空港のトラベレックス羽田空港国際線ターミナル駅店を選択しました。ここのトラベレックスは出発と同じフロアにあるので便利です。

受取予定日を選択します。
受け取りは、毎週月曜日の16時を締切として、同じ週の金曜日から10日間可能です。
例えば。

4月3日(金)に申請をすれば、翌週の4月10日(金)が最短受取日となります。

4月6日(月)の15時に申請をしても、4月10日(金)には受け取れます。

しかし、翌日の4月7日(火)に申請をしたら、最短受取日は翌週の金曜日、4月17日(金)となります。
申請日をミスってしまわないよう、要注意です。
また、マネーパートナーズはFXサイトであるため、土日や夜中は国内の為替取引市場がお休みなので、両替手続きができません。

両替の希望金額を選択します。
以下3種類のパックから自由に選択できます。
- 100ユーロパック
- 500ユーロパック
- 1,000ユーロパック
わたしの場合は、入金した10万円(=819.32ユーロ)に収まるように、100ユーロパックを3つ、500ユーロパックを1つの合計800ユーロ分を選択しました。

受取金額を確認します。
表示されている両替レートは、為替レート1通貨あたりに0.2円を足したものとなっております。この手数料は業界でめちゃくちゃ安いです。

これが最終確認ページです。
すべての項目を確認し、間違いがなければ【手続きを確定する】ボタンを押して、申請完了です。

依頼完了ページです。
依頼詳細を印刷できるボタンがあるので、印刷しておくと安心です。外貨受け取り場所の地図もかいてあります。
手続きはこれにて終了。あとは期間中に指定した場所にて現金を受け取るだけです(*^-^*)
実際にわたしが羽田空港で受け取ってみたときの記録はこちらです。↓
利用した感想
マネーパートナーズの外貨両替&空港受け取りサービスを利用したのは、実はこれが2回目でした。
2回利用しても感じますが、めっちゃいいです。おすすめします。
わたしが感じるマネパ両替のよい点は以下の3点です。
- 手数料を節約できる
- 手続きが簡単
- 待ち時間ほぼナシで受け取れる
手数料を抑えて両替できることが、わたしはいちばん嬉しいです。
手続きも面倒なことはまったくないし、ちょっとした手間をかけるだけで節約できるのだから、マネパを利用しない理由はないです。
そして、両替した現金を受け取る際に、受け取り場所で待つ必要がほとんどないのもポイント高いです。
空港の両替所って結構混むんですよ。
利用客自体は(日・時間帯にもよりますが)そんなにいないのですが、1人当たり窓口でやり取りする時間が長いんですよね。
しかし、マネパで予め両替&受け取り予約をしておくだけで、当日は予約受け取り専用窓口から簡単にすぐに受け取れます。これは本当に気持ちいいです。
ユーロ現金をどこで用意しようか考えている方は、ぜひこの機会にマネーパートナーズでの両替を検討されてみてはいかがでしょうか?
ご参考になれば幸いです(*^-^*)

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