【2023年10月31日更新】
DHLを利用してドイツからドイツ国内の住所へ2kgより重い大きな荷物(今回は5kg)を発送する際の、オンライン手続きの流れをまとめました。2kg以下の荷物についてはこちら。
Deustche Post店頭でも勿論発送できるのですが、オンラインの方が少し(1ユーロほど)安いです。
加えて、店頭でスタッフさんとドイツ語でいろいろ会話するのが億劫だという人には一石二鳥。おススメです。
DHLオンラインで発送手続き
まずDHLのホームページにアクセスします。言語はドイツ語か英語を選べます。
荷物の発送手続きをするために会員登録が必要です。今後もドイツ国内だけでなくもしかすると日本にも荷物を発送するかもしれないので、登録しておいても良いと思います。
上の「Pakete versenden(荷物発送)」タブから、「Online Frankieren(オンライン発送手続き)」を選択します。オンライン発送手続きを行います。
目的地・荷物カテゴリの選択
「Zielland/Zielregion(目的地)」を「Deutschland(ドイツ)」に設定します。わざわざ設定しなくてもデフォルトでドイツが選択された状態になっています。
続いて、荷物の大きさカテゴリを選択します。
今回は5kgの荷物を送るとして、右から3番目の「5kg – Packet」を選びます。(2kg以下の荷物についてはこちら)
一個口6,99ユーロで、荷物は500ユーロまでの責任が付いており、配送追跡も含まれています。
大きさは、各辺の最大の長さが120cm・60cm・60cm以内となっています。2kg以下の荷物に比べて一気に規格が大きくなるので、梱包するのが楽になります。
小さい規格に収めるためにあれこれ工夫をする必要がないので。(笑)
サービスの選択
通常配送内容にサービスを追加できます。
Transportversicherung(輸送保険)
荷物に輸送保険をかけることができます。保障金額によって2種類あります。
2,500ユーロまで保障 | +6,99ユーロ |
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25,000ユーロまで保障 | +19,99ユーロ |
梱包はしっかりと為されていることが求められ、また、パックステーションへの配達は指定できません。
Rolle(ロール状の荷物)
荷物がロール状である場合に選択しなければならない項目です。1,99ユーロ。重量は最大5kg。
■ロール状の最小寸法: 長さ 15 cm、直径 5 cm
■ロール状の小包の最大寸法: 長さ 90 cm、直径 15 cm
■ロール状のパッケージの最大寸法: 長さ 120 cm、直径 15 cm
Sperrgut(サイズ規格を超過する大きな荷物)
荷物がサイズ規格を超える寸法である場合に選択しなければならない項目です。1つにつき28,99ユーロ。
軽いけど、ドアの枠を通るのにもやっとかっとな大きさ荷物…例えば車のリアバンパーやリアガラスなど…。これらは通常配送料金+Sperrgutで支払います。
「大きすぎる」だとか「ヘンテコな形」だとかの荷物は、Sperrgutをプラスしておけば間違いないです。
細かい決まりは以下の通りです。
■少なくとも 1 つの寸法で小包の最大寸法を超えている (DHL 小包: 120 x 60 x 60 cm、巻いて 5 kg まで: 長さ 120 cm または直径 15 cm)
■直方体でもロール状でもない
■突出部
■ダンボールや紙以外の素材で作られたパッケージ
■スーツケースやホールドオールなどの包装されていない荷物
Sperrgutでも、大きさの最大値が決められています。直方体の長さ 200 cm、胴回り360 cm。 ロール状の荷物は、長さ 200 cm、直径 60 cm、長さ + 円周 の合計が360 cm。
また、31.5 kg よりも重い荷物は、Sperrgutをプラスしても受け付けてもらえませんので、別の会社で配送手配してもらわなければなりません。
梱包が不完全で危険な状態のものも、受け付けてもらえません。
Nachnahme(代引き)
荷物の代金引換サービスもあります。8,99ユーロ。
受取人は指定された代引き金額を支払った後、荷物をを受け取ることができます。
そして、この代引き金額は一旦差出人が発送時に払うのですが、受取人が代引き金額を支払って荷物を受け取ると、差出人の指定口座へ送金されます。
受取人が代引き金額の支払いを拒否した場合、荷物は配達不能と見なされ、差出人に返送されます。
代金引換での発送は、パックステーション、宅配便店、宅配ボックスを指定できません。
Alterssichtprüfung(年齢確認)
DHLの配達員が、受取人の年齢確認(16歳以上 / 18歳以上)をしてから荷物を渡すようにできるサービスです。1,99ユーロ。
年齢確認時には顔写真付きの証明書が求められるのが原則ですが、受取人が最低年齢に達していることを配達員が疑いなく確認できる場合、これは免除されます。
例えば、明らかにおじいちゃん・おばあちゃんの受取人に対して、16歳の年齢確認のために身分証を求める必要はないってこと。
ちなみに、わたしはこの年齢確認を実際に受けたことがあります(笑)ドイツでアジア人は結構若く見積もられがちですからね~。
住所入力
次のページに進み、受取人と差出人の住所を入力します。
まずは「Empfänger(受取人)」の情報です。上の画像のように入力していきます。ドイツの住所はとてもシンプルで分かりやすいのがいいです。
「Absender(差出人)」の情報も受取人と同様に入力していきます。
この時入力した情報は、下のボタンからアカウント内のアドレスブックに保存することができます。
配送オプションの選択
Abholung(荷物のピックアップ)
集荷のオプションを選択できます。3ユーロ。
荷物のピックアップは月曜日~土曜日(※日曜・祝日を除く)、通常は午前 8時から午後時の間に行われます。
一度に4つ以上の発送から、集荷手数料3ユーロが無料になります。一度にたくさん発送する人には超嬉しいオプションです。
ただ、集荷依頼をできるのは、一度の注文で1日あたりに最大10個までです。大量の集荷が必要な場合は、集荷注文を数日間に分割する必要があります。
Liefertag(配送日指定)
荷物の配達日を指定するオプションです。月曜日~土曜日から選択できます。0,99ユーロ。
配送希望日の2~6営業日前に、荷物をDHLに引き渡します。
もし選択された配達日に配達を行うことができない場合は、10日以内にサービス料金が自動的に払い戻されます。
この配送日指定は、「2kg -Päckchen S」「2kg -Päckchen M」では利用できません。
登録内容の最終確認・支払い
ここまで来たら、登録内容の最終確認です。
選択した荷物カテゴリ、受取人・差出人の住所に間違いがないかしっかり確認します。
2個目以降の荷物を追加したい場合は、下のボタンから登録します。
支払はペイパル、クレジットカード(VISA・マスター)、ジロペイ、口座振替の4種類から選択できます。選択肢豊富。
わたしはいつもクレジットカードかペイパルで支払っています。
Vielen Dank für Ihre Bestellung!(ご注文ありがとうございます!)
決済が無事に完了すると表示されるページです。領収証と宛名ラベルをダウンロード・印刷できます。
プリンターがある人はその場ですぐに印刷できますが、わたしはプリンターを持っていないので近所のdmに印刷しに行きました。
宛名ラベルの印刷・貼り付け
■
決済が無事に完了すると、領収証と宛名ラベルをダウンロード・印刷できます。家にプリンターが無い場合は、dm(薬局)でコピー機を利用できます。
宛名ラベル1枚を荷物の上部にいい感じに貼り付けます。
プラスで。
ドイツはよく雨が降るし、配達員の荷物の取り扱いも荒いしで、宛名ラベルが早々に劣化する可能性が高いです(※可能性が高いっていうか実際かなり劣化する)。
なので、ビニルや透明テープで印字部分を保護することをおススメします。
もしくはラベル用ビニルホルダーがあれば、それに入れて貼り付けてください。
Deutsche Postに持ち込み
頑丈に梱包、宛名ラベルを貼り付けた荷物をDeustche Postへ持ち込みます。
(※無人のパックステーションでも発送可能らしいんですけど、確実性がなく怖いのでわたしはまだ試したことがありません。)
オンライン上で既に支払い済みなので、窓口ではただ渡すだけでオッケーです。スタッフさんが荷物のバーコードをスキャンし、荷物追跡番号が記載されたレシートを渡してくれます。
これにて発送手続きはすべて完了。
荷物の追跡
発送した荷物の追跡は、DHLのページ上で簡単に照会できます。
DHLページの右上にある自分のアカウントをクリック→【Meine Sendungen(自分の荷物)】を選択します。
ここで自分の発送履歴を確認することができます。
発送した荷物が、今どこまで移動しているのか・どんな状況にあるのかが細かくレポートされるので安心できます。ページも見やすいです。過去3か月分までの履歴を照会可能です。
ご参考になれば幸いです(*´ω`*)
よろしければ、以下の記事もご覧ください。


参照:DHLホームページ(https://www.dhl.de/de/privatkunden.html)
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