【2kg以下】ドイツからドイツへ。DHLで荷物を発送する方法

今回は、DHLを利用してドイツからドイツの住所へ2kg以下の荷物を発送する際の、オンライン手続きの流れをまとめました。

Deustche Post店頭でも勿論発送できるのですが、オンラインの方がちょっぴり(1ユーロほど)安いです。加えて、店頭でスタッフさんとドイツ語でいろいろ会話するのが億劫だという人には一石二鳥。おススメです。

 

 

スポンサーリンク

DHLオンラインで発送手続き

まずDHLのホームページにアクセスします。言語はドイツ語か英語を選べます。

荷物の発送手続きをするために会員登録が必要です。今後もドイツ国内だけでなくもしかすると日本にも荷物を発送するかもしれないので、登録する価値は十分あるのかなぁと思います。

 

 

上の「Pakete versenden(荷物発送)」タブから、「Online Frankieren(オンライン発送手続き)」を選択します。インターネットで発送準備を行います。

 

 

目的地・荷物カテゴリの選択

画像キャプチャ元https://www.dhl.de/de/privatkunden/pakete-versenden/online-frankieren.html?type=ShipmentEditorProductSelection

 

Zielland/Zielregion(目的地)」を「Deutschland(ドイツ)」に設定します。実は、わざわざ設定しなくてもデフォルトでドイツが選択された状態になっています。

 

続いて、荷物の大きさカテゴリを選択します。

2kg以下だけで3つも選択肢があるのですが、左から3番目の「2kg – Packet」を選びます。これが間違いないです。ちなみにオンラインでのみの取り扱い。

一個口5,49ユーロで、荷物は500ユーロまでの責任が付いており、配送追跡も含まれています。

重量はもちろん2kg以下。大きさは、各辺の最大の長さが60cm・30cm・15cm以内となっています。。

 

ちなみに、2kg以下の他の選択肢も解説しておくと、一番左の「2kg – Päckchen S」は責任も配送追跡も付いていません。

そして荷物の大きさは各辺の最大の長さが35cm・25cm・10cm以内でなくてはなりません。本や雑貨など小さいものしか包めない大きさです。

これに1,50ユーロ増やすだけで、責任・配送追跡付きでしかも大きなサイズで送ることができるので、わざわざこの2kg – Päckchen Sを選ばなくてもいいのかなぁと思います。

 

左から2番目の「2kg – Päckchen M」も、同じく責任・配送追跡が付いていません。荷物のサイズ上限は2kg – Packetと全く同じなので、この2つの違いは責任・配送追跡の有無のみです。

0,80ユーロ多く払うだけで責任・配送追跡が付いてくるのだから、2kg – Päckchen Mを選ぶ理由がほぼ全くと言っていいほどありません。まじで。1ユーロ未満をケチっちゃだめです。

 

 

サービスの選択

 

通常配送内容にサービスを追加できます。

 

Transportversicherung(輸送保険)

荷物に輸送保険をかけることができます。保障金額によって2種類あります。

2,500ユーロまで保障+6ユーロ
25,000ユーロまで保障+18ユーロ

梱包はしっかりと為されていることが求められ、また、パックステーションへの配達は指定できません。

 

 

Rolle(ロール状の荷物)

荷物がロール状である場合に選択しなければならない項目です。重量は最大5kgで、料金は1,79ユーロ

■ロール状の最小寸法: 長さ 15 cm、直径 5 cm
■ロール状の小包の最大寸法: 長さ 90 cm、直径 15 cm
■ロール状のパッケージの最大寸法: 長さ 120 cm、直径 15 cm

 

 

Sperrgut(サイズ規格を超過する大きな荷物)

荷物がサイズ規格を超える寸法である場合に選択しなければならない項目です。26,78ユーロ

軽いんだけど、ドアの枠を通るのにもやっとかっとな大きさ荷物…例えば車のリアバンパーやリアガラスなど…。これらは通常配送料金にSperrgutをプラスします。

「大きすぎる」だとか「ヘンテコな形」だとかの荷物は、Sperrgutをプラスしておけば大体間違いないです。

 

細かい決まりは以下の通りです。

■少なくとも 1 つの辺で最大寸法を超えている (直方体荷物: 120 x 60 x 60 cm、ロール状荷物: 長さ 120 cm または直径 15 cm)
■直方体でもロール状でもない
■突出部
■ダンボールや紙以外の素材で作られたパッケージ
■スーツケースなどの包装されていない荷物

Sperrgutでも、大きさの最大値が決められています。直方体の一辺の長さ 200 cm、胴回り360 cm。 ロール状の荷物は、長さ 200 cm、直径 60 cm、長さ + 円周 の合計が360 cm。

また、31.5 kg よりも重い荷物は、Sperrgutをプラスしても受け付けてもらえないので、別の会社で配送手配してもらわなければなりません。梱包が不完全で危険な状態のものも、受け付けてもらえません。

 

 

Nachnahme(代引き)

荷物の代金引換サービスもあります。6,90ユーロ

受取人は指定された代引き金額を支払った後、荷物をを受け取ることができます。

そして、この代引き金額は一旦差出人が発送時に払うのですが、受取人が代引き金額を支払って荷物を受け取ると、差出人の指定口座へ送金されます。

受取人が代引き金額の支払いを拒否した場合、荷物は配達不能と見なされ、差出人に返送されます。

代金引換での発送は、パックステーション、宅配便店、宅配ボックスを指定できません。

ちなみにわたしはこの代引きサービスは利用したことがありません!

 

 

Alterssichtprüfung(年齢確認)

DHLの配達員が、受取人の年齢確認(16歳以上 / 18歳以上)をしてから荷物を渡すようにできるサービスです。1,19ユーロ

年齢確認時には顔写真付きの証明書が求められるのが原則ですが、受取人が最低年齢に達していることを配達員が疑いなく確認できる場合、これは免除されます。 明らかにおじいちゃん・おばあちゃんの受取人に対して、16歳の年齢確認のために身分証を求める必要はないってこと。

 

ちなみに、わたしはこの年齢確認を受けたことが実際にあります(笑)

ある日、ドアの前で荷物を受け取る際に、DHLの配達員(うちの地域担当だからもう顔も見知った友人)から唐突に……

 

おい、お前いくつだ。18歳以上だよな?

え……そうだけど……なんで?

いいから!お前いくつだ!!!

27だよ!なんでだよ!!!

 

……というやり取りをしたのが懐かしい(笑)

その時はなんで配達員が突然年齢を聞いてきたのか謎すぎて警戒してしまっていましたが、後々理解することになりました。荷物に付帯できる年齢確認サービスだったんですね。

 

 

住所入力

 

次のページに進み、受取人と差出人の住所を入力します。

まずは「Empfänger(受取人)」の情報です。上の画像のように入力していきます。ドイツの住所はとてもシンプルで分かりやすいのがいいです。

Absender(差出人)」の情報も受取人と同様に入力していきます。

 

 

配送オプションの選択

 

Abholung(集荷)

集荷のオプションを選択できます。3ユーロ

荷物のピックアップは月曜日~土曜日(※日曜・祝日を除く)、通常は午前 8時から午後時の間に行われます。

一度に4つ以上の発送から、集荷手数料3ユーロが無料になります。一度にたくさん発送する人には超嬉しいオプションです。

ただ、集荷依頼をできるのは、一度の注文で1日あたりに最大10個までです。大量の集荷が必要な場合は、集荷注文を数日間に分散する必要があります。

 

 

Liefertag(配達日指定)

荷物の配達日を指定するオプションです。月曜日~土曜日から選択できます。0,99ユーロ

配送希望日の2~6営業日前に、荷物をDHLに引き渡します。

もし選択された配達日に配達を行うことができない場合は、10日以内にサービス料金が自動的に払い戻されます。

 

 

登録内容の最終確認・支払い

 

ここまで来たら、登録内容の最終確認です。

選択した荷物カテゴリ、受取人・差出人の住所に間違いがないかしっかり確認します。2個目以降の荷物を追加したい場合は、下のボタンから登録します。

 

 

支払はペイパル、クレジットカード(VISA・マスター)、ジロペイ、口座振替の4種類から選択できます。選択肢豊富。

わたしはいつもクレジットカードかペイパルで支払っています。

 

 

Vielen Dank für Ihre Bestellung!(ご注文ありがとうございます!)

決済が無事に完了すると表示されるページです。領収証宛名ラベルをダウンロード・印刷できます。

プリンターがある人はその場ですぐに印刷できますが、わたしはプリンターを持っていないので近所のdmに印刷しに行きました。

 

 

宛名ラベルの印刷・貼り付け

荷物一つにつき1枚の宛名ラベルが必要です。これを荷物の上部に貼り付けます。

 

こんな感じで貼り付けました。

ドイツはよく雨が降るし、配達員の荷物の取り扱いも荒いしで、宛名ラベルが早々に劣化する可能性が高い(※可能性が高いっていうか実際かなり劣化する)ので、ビニルで保護しました。

わたしはビニルを切り取って縁をガムテープで留めましたが、透明テープを持っている場合はそれで保護したほうがいいと思います。もしくはラベル用ビニルホルダーに入れて貼り付けてください。

 

荷物の発送準備完成形はこの通り。

 

 

Deutsche Postに持ち込み

頑丈に梱包、宛名ラベルを貼り付けた荷物をDeustche Postへ持ち込みます。(※無人のパックステーションでも発送可能らしいんですけど、確実性がなく怖いのでわたしはまだ試したことがありません。)

オンライン上で既に支払い済みなので、窓口ではただ渡すだけでオッケーです。スタッフさんが荷物のバーコードをスキャンし、荷物追跡番号が記載されたレシートを渡してくれます。

これにて発送手続きはすべて完了。

 

 

荷物の追跡

発送した荷物の追跡は、DHLのマイページ上で簡単に照会できます。

DHLページの右上にある自分のアカウントをクリック→【Meine Sendungen(自分の荷物)】を選択します。

 

 

ここで自分の発送履歴を確認することができます。

発送した荷物が、今どこまで移動しているのか・どんな状況にあるのかが細かくレポートされるので安心できます。ページも見やすいです。

 

 

ご参考になれば幸いです(*´ω`*)

 

よろしければ、以下の記事もご覧ください。

【2kg以下】小形包装物(航空便)で日本からドイツへ荷物を送った記録
如何に安く速く荷物を送り届けられるか模索中のわたし。今回は2kg以内の軽い荷物を、小形包装物(航空便)を利用して日本からドイツへ発送しました。 わたしが実際に行った発送の流れと、その際に気を付け...
【2023年】EMS(国際スピード便)で日本からドイツへ荷物を送る。
【2023年4月16日更新】SAL便が取扱い停止中ということで、先日EMS(国際スピード便)を利用して日本からドイツへ荷物を発送したことがあります。 わたしが実際に行った発送の流れと、その際に気...

 

参照:DHLホームページ(https://www.dhl.de/de/privatkunden.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました