帰国する?ドイツに留まる?コロナウイルス混乱の中で私が出した答え

1月に世界デビューを果たし、瞬く間に世界を混乱に陥れた新型コロナウイルス

わたしは現在ドイツに住んでおりますが、まわりの日本人がどんどん帰国していくし、周囲から「あなたは帰国しないの?」と尋ねられることが増えました。

 

そこで、「わたしは帰国するべきか?それともドイツに留まろうか?」、ドイツの現状や自分の気持ちを書き出しながら、心の整理をしようと思います。

 

 

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ドイツの現状がひどい

上の写真は、ドイツで娯楽施設や飲食店等の閉鎖が始まった3月16日(月)夕刻のデュッセルドルフ・アルトシュタット一部の様子です。

左手に写っているパラソルたちは、普段はすべて開かれていて、その下で食事やお酒、シーシャを楽しむ人々で賑わっています。

 

それがこの閑散とした有様です(+_+)

街行く人は少なく、異様に静かでなんとなく恐怖を感じました。

 

ドイツでは、3月中旬~4月19日まで街の娯楽施設、服飾店、飲食店等ほとんどを閉鎖させて感染拡大を防止するための対策が取られています。

もちろん学校や図書館等の公共施設もお休みです。

 

わたしがこの記事を書いている3月27日(金)現在、街で営業しているのはスーパー、薬局、パン屋、デリバリーができる飲食店くらいです(+_+)

 

娯楽施設、服飾店、飲食店等ほとんどのお店が閉まり、学校も休みになり、仕事も職場には出勤せずにホームオフィスに切り替えた企業が多いと聞きます。

人々は多くの時間を家で過ごすことになるので、必然的に日用品の需要が増え、スーパーや薬局から商品がゴッソリ消えるようになりました。

 

消えた商品たちは、パスタ、お米、パン等の主食が多いです。他には卵、お肉、最近はコーンフレーク、ミュスリ等の簡易主食も少なくなってきました。

 

そして、それら食品よりも入手困難なのはコレ。

トイレットペーパーです。

2月ごろに日本で起きていたトイレットペーパーの欠品が、今、わたしの住む地域で毎日のように起きています

 

いつ行っても、棚が空

スーパーのスタッフに商品の納品曜日を確認し、その曜日に満を持して赴いたとしても、既に「売り切れ」なんてことはよくあることで、本当に参ります

 

これが4月19日(日)まで続くと思うと、気が滅入ります。。。

 

 

帰国する?ドイツに留まる?

わたしがドイツの現状について不便だと感じるのは、以下の5点です。

・店がほとんど閉まっているからつまらない。
・スーパーや薬局での欠品がひどい。
・電車やバスの本数がすごく減っている。
・国外渡航禁止。
・旅行はもちろん近所の街に出掛けることさえ自粛しなければならない。

 

一番は「店がほとんど閉まっているからつまらない」…ですかね。

通常であれば「外食」「観光」等に充てる時間をまるまる持て余すことになるので、暇すぎてつらいんですよ。

 

 

さて、このようなひどい状況下に居て、わたしは日本に帰国してしまおうか?それとも、ドイツに留まろうか?

 

わたしが下す決断は…

 

 

 

迷うまでもない。ドイツに留まります

 

 

理由

なぜドイツに留まるのか、その理由を考えてみたところ、6つ思いつきました。

・やることがある。
・帰国後の手続きが面倒すぎて帰りたくない。
・気軽に帰れる家がない。
・帰国したとしても、直後2週間は身動きが取れない。
・ドイツが大好き。
・死ぬことが怖くない。

 

 

やることがある。

まず第一に、幸いにもわたしはドイツで毎日やるべきことがあります。

詳しくは割愛しますが、この日課が、わたしをうまくドイツに繋ぎ止めてくれています。

 

 

帰国後の手続きが面倒すぎて帰りたくない。

わたしはこの度ドイツへ渡航する前に、住居を引き払い、健康保険や年金保険等の資格を喪失させるなどして、背水の陣を敷き自分を追い込んで日本を飛び出しました。(ドMかな…?)

帰国してからの面倒ごとを増やすことで、簡単には帰国したくなくなるように仕組んでいたんです(笑)

 

わたしは怠惰な人間なので、面倒ごととか損をすることが、とにかく嫌いです。

自分の怠惰な性格を理解して事前に対策を取った、昨年の自分を褒めたたえようと思います。

 

 

気軽に帰れる家がない。

この理由は結構大きいです。

わたしは独身なので帰るとしたら実家になるのですが、わたしは実家と(詳細は割愛…)あまり関係が良くないので、帰れません。

 

 

帰国したとしても、直後2週間は身動きが取れない。

実家に帰る選択肢が無いとしたら、わたしは帰国直後2週間、隔離されることになります。

隔離レベルがどれほどのものなのか知らないのですが、嫌なんですよね。うん、2週間も自由が利かないのはイヤッ(わがまま)

 

あと、首都圏って3月26日(木)に外出自粛が宣言されましたよね。

時事ドットコム

 

2週間の隔離を終えても、それからもさらに外出自粛ムードの中過ごさなきゃいけないことを考えると「そりゃないよぉ」と思っちゃいます。

 

日本で不自由な数週間を送るのと、このままドイツで少々不便ながらも気ままに過ごすことを天秤にかけたら、ドイツ在留案が圧勝しました。

 

 

ドイツが大好き。

そもそも、わたしはドイツの言語、文化、人々、風景、気候などなどひっくるめて、ドイツでの生活が大好きなので、せっかく安定してきたこの日常を手放したくないです。

現在はワーホリビザでの滞在ですが、その後延長しても大丈夫なように、渡航前に色々と手続きも済ませてきました。

「なんとなくドイツに行ってみようかな?」程度の軽い気持ちで来ていません。ドイツで暮らすことはわたしの長年の悲願です。

 

現状、前項で挙げた通り不便なこともたくさんありますが、それでも、わたしは日本よりドイツで生活したい気持ちの方が大きいです。

混乱はいつか必ず収束するし、この運命に身をゆだねるのも人生かなと思っています(*´ω`*)

 

 

死ぬことが怖くない。

ちょっと論点がズレるかもしれませんが、わたしは死ぬことが全く怖くない上に、常に死にたいと思っているタイプの人間です。

いつ死んでもいい覚悟で毎日を生きています。

この期間にコロナウイルスにかかって、万が一重篤状態に陥って死ぬとしても、構いません。

 

ただ、自分がコロナウイルスに感染して、そのせいで同居人等身近な人に迷惑をかけてしまうことだけは絶対にしたくないので、毎日の手洗いうがいやアルコール消毒などの対策はきちんと行っています。

 

 

まとめ

ドイツの現状や自分の今の気持ちを書き出しながら、心の整理をしてみた結果、

自分がもつ「ドイツ愛」に改めて気づき、しっかりと「ドイツに留まる」という決意を固めることができました。

 

また、それと同時に自分がいかに盲目であるかにも気づきました(笑)

一度「コレ」と決断すると、周りの助言や意見はわたしには入ってこないようですね。

この時期(3月後半)になるまで、帰国するかどうかなんてさっぱり考えなかったのは、わたしが盲目であったからにほかなりません。

はー~~〜(笑)

 

わたしのように、人生のバランスを取らずに雑に振り回すことはおススメできないので、

どうか皆様、まわりの大切な人や信頼できる人、有識者等の意見に耳を傾け、自分の身を守るためのジャッジをしてくださいね。

 

 

終わり。

 

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